これからゴルフ会員権を譲渡する、あるいは譲り受ける方の中には、名義変更のやり方がわからなくて、困っているケースがあるかもしれません。ゴルフ会員権の名義変更は、その権利の所有権が第三者へ移転する際に必要であり、これをゴルフクラブに申請して承認されない限り、所有権が移転したことにはなりません。その方法や手順等はゴルフ場ごとに規約が定められており、会員はそれに従うことが求められます。数多くのゴルフ場ので共通して見ることのできる基本的な流れは、次の通りです。
まず自分が会員権となっているゴルフ場へ、名義変更の申請を行います。この際に必要となる書類は申請書の他、ゴルフ会員権利証や身分証明書そして印鑑などが一般的。もちろんゴルフ場ごとに提出書類は異なります。申請が受理されるとゴルフ場側が手続きを開始しますが、それが完了するまでには最短で1週間、長い場合には1ヶ月以上かかるケースもあります。
これもゴルフ場ごとに異なるので、事前に確認するとよいでしょう。そして手続きが完了すると、会員権の譲受人が名義変更料をゴルフ場へ納付し、晴れてゴルフ会員権の所有者となります。このように会員権の移転が行われるのは個人間の売買の他、相続が発生した場合にも数多く見ることができます。スムーズかつ速やかに変更手続きをしたいならば、まずゴルフ場の会員規約をしっかりとチェックし、手順通りに慎重に手続きを踏んで、名義変更料も滞りなく支払うことが肝心です。